由布院教会訪問
由布院教会は、由布岳を間近に仰ぎながら建つ。
由布院は言わずと知れた国内屈指の温泉地。駅からほど遠くないこの界隈は、可愛らしい商店が軒をつらね、旅行客が散歩を楽しんでいる。
それでも、由布院の町を眺めると、ブルーシートで覆われた屋根がいくつも見える。
5/12の午前中、由布院教会の黒田恭介教師をお訪ねした。
幼稚園とおなじ敷地内に建つ、由布院教会の会堂。
真っ先に目に飛び込んでくるのは、会堂の壁に貼られたブルーシート。そこには手でも揺らせるほどの大きな亀裂が入っている。4/29、大分の地区総会から帰ってきた黒田教師が真っ先に目にしたのは、この亀裂だった。
この亀裂に加え、天井が落ちる危険性は非常に大きいという。建築士から、改築を強く勧められている。
4/15ー16にかけての大きな地震だけでなく、4/29に由布院近辺で起きた震度5の地震が、決定的なダメージだったという。
教会員さんは全員無事とのこと。
5/3ー4の九州教区総会に出た黒田教師は、教区がひとつとなって、今回の震災について考えてくれていることを、あらためて実感したという。
報告 望月麻生