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別府不老町教会

別府不老町教会会堂に入ったヒビ。

5月12日の正午、別府駅近くにある別府不老町教会を訪問。齋藤真之牧師にお話を伺った。1911年創立の教会は「不老町」という昔の地名を今に残す、界隈では貴重な存在である。礼拝堂も、およそ90年とも言われる長い歴史を、今は「駅前町」と地名を変えたその界隈に立ち続けてきた。
15~16日の「本震」に始まる大小無数の揺れは、その礼拝堂に容赦なくヒビを入れた。しかも、余震が続く中、新たなヒビが入ったり、最初にできたヒビが広がったり、建物の被害は進行している。3週間で1300回とも言われる前代未聞の揺れは、先に訪ねた由布院教会をはじめ、別府市内にある諸教会の建物に、現在進行形で傷をつけている。先に述べたとおり、別府不老町教会の建物は非常に歴史ある建物である。壁や天井に20カ所以上のヒビが入り、特に天井は崩落のおそれがある。建築士からは改築を強く勧められている。教会は今、2011年に新築した別棟の集会室で礼拝をまもっている。
教会員は全員無事。しかし、度重なる余震に少なからぬストレスを感じておられる。家の中に本や食器が散乱し、足の踏み場もなくなった教会員さんもいらっしゃる。本震のときに経験した地鳴りの不気味さを、齋藤牧師は語ってくださった。ほぼ一晩中、大きな太鼓を思い切りたたいたような振動と感覚が続いたという。そして、いつでも地面が揺れているように感じる、所謂「地震酔い」の状態になり、心身にいっそうの疲れを加えた。

報告 望月麻生

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